バブルの残り香漂う1991年の暮れ、人知れずスタートした"あっちの番組"は現在までに76番組が収録されており、その総合計時間は117時間に及ぶという。しかし、本当に彼らは14年前からラジオ収録をしていたのだろうか？一般公開されることがなかったため、その真偽はメンバーと関係者のごく一部のみぞ知るところ。

そこで、14年もの間、泰平の眠りの中にいた"あっちの番組"の貴重なアーカイブの一部をついに公開！ ただし、そのほとんどが一般公開を想定しておらず、市販CDのBGMが流れていたり、メンバーの本名やその他メンバーを特定する固有名詞が使われているため、すべてを公開することは不可能。ここでは117時間に及ぶ膨大なライブラリの中からBGMが流れていない番組をピックアップして、本名や固有名詞が出ている部分はカットしたりピー音をカブせることで公開。

番組の内容が面白いかどうかはさておき、現在の『MID on Lady Oh!』のパーソナリティLeader、Kazusa、Noriki、Hiroにとっては各人の若かりし頃のリアルな記録となっている"あっちの番組"。そして、その会話の中には当時の流行やエンターテインメントなどの時代背景も垣間見える。

現在の『MID on Lady Oh!』の番組構成や録音技術などの基礎となっている"あっちの番組"とは果たして如何なるものなのか・・・?!

注意事項
・ オリジナル番組名の表記にある××××××××××は"あっちの番組"の名称が入りますが、現時点では非公開のため伏せています。
・ 古い番組の場合は音源にノイズや音割れ、音量や再生スピードの変化が生じており聞き取りにくい箇所がありますが、これは当時の録音状態の悪いマスターテープに起因するものです。

01.みのりぽんたの電話相談室1（00:00〜06:19）06'19"
・ クーラーと時計が壊れ、さらに騒音に悩む主婦からのお悩み相談。

02.みのりぽんたの電話相談室2（06:19〜13:40）07'21"
・ 旦那のナニが立たない主婦からのお悩み相談。

03.みのりぽんたの電話相談室3（13:40〜19:56）06'16"
・ 58才の独身女性からのお悩み相談。

※この番組が収録された1994年の主な出来事
・ 切手代値上げ（封書61円→80円、ハガキ41円→50円）
・ 松本サリン事件
・ プレイステーション発売
・ 携帯電話の売り切り販売開始
・ 「innocent world」Mr.Children
・ 「ロマンスの神様」広瀬香美

01.センター試験当日の朝（00:00〜01:42）01'42"
・ 持って来ちゃいましたテープレコーダ。
・ 集合時間の1時間以上前に会場に到着した一行は寒空の下で収録を開始する。

02.誰もいない試験会場（01:42〜03:08）01'26"
・ 来るのが早過ぎてまだ他の生徒が誰もいない大学のキャンパスにて試験直前の雑談を収録。

03.初日の試験開始（03:08〜10:56）07'48"
・ カバンにテープレコーダを忍び込ませて試験の説明と開始の合図までを収録。
・ カバンの中に入っているため、音声は聞き取りづらい。

04.初日の試験終了（10:56〜12:38）01'42"
・ ひとまず一日目の試験終了で一息つくが、試験の出来は今一つ納得のいくものではなかった。

05.二日目の試験開始（12:38〜16:53）04'15"
・ 二日目の試験も同じようにカバンにテープレコーダを忍び込ませて収録。

06.センター試験終了（16:53〜18:11）01'18"
・ 二日に渡る大学入試センター試験が終了し、肩の荷が降りて家路に就く4人。

01.前日の緊張感（00:00〜04:21）04'21"
・ 運命の日を目前に落ち着かないメンバーはとりあえず集合し、あろうことかラジオ収録を実施。
・ このとき、Norikiとは連絡がつかなかったためLeaderとKazusaとHiroの3人が集結。
・ それぞれが抱く今までに感じたことのない不思議な緊張感を告白。

02.卒業旅行はどうする？（04:21〜06:53）02'32"
・ 現実逃避か、卒業したあとにどこに旅行に行くかの話に盛り上がってしまう。

03.それぞれの試験対策（06:53〜10:07）03'14"
・ 直前に学校の先生から教えてもらった試験開始前のリラックス方法。3人とも違う高校に通っていたため、三種三様の方法が。
・ その裏でKazusaがジャンプ放送局のネタを読み上げ、スタジオ内に緊張とリラックスが入り交じった不思議な空気が流れる。

04.外の空気を吸おう（10:07〜10:32）00'25"
・ あまりの緊張感に居ても立ってもいられなくなり、気分転換に外の空気を吸うため近くの公園へ出向く。
・ ここでやっと連絡のついたNorikiが合流するが、Kazusaは一足先に帰宅し明日に備える。

05.明日は試験会場から収録?!（10:32〜13:36）03'04"
・ 明日は運命のセンター試験当日だが、その貴重な場面をラジオ収録するという案がここで出される。
・ 果たして当日テープレコーダを持って収録ができるのか?!

01.オープニング（00:00〜00:57）00'57"
・ 昨年同様、年明け直後の午前1時過ぎから収録スタート。
・ 昨年は3人だったが、新春シリーズ初の4人全員参加で収録ができた。

02.センターまであと2週間だネ（00:57〜03:55）02'58"
・ しかしながら4人の目前には大学入試センター試験という現実が待ち構えている。それぞれの試験対策はどうなっているのか？

03.昨年はどんな年でしたか？（03:55〜07:40）03'45"
・ ちょうど1年前、近所の神社で語った新年の抱負は達成できたのか？
・ そして今年はどんな年にしたいか？

04.取りとめのない話（07:40〜09:44）02'04"
・ だけどもやっぱり勉強のことだけをずっと考えることはできずに話はいろんな方向へ脱線。

05.センター試験の裏事情（09:44〜14:29）04'45"
・ このあとKazusaは元旦模試を受けるため先に帰宅。残った3人は引き続き番組収録を行った。
・ 受験勉強の掃け口の意味合いもあったためか、残った3人だけでもいろんな話に花が咲き、結局収録時間は80分以上に達して明け方に解散した。
・ 残った3人で収録続行した部分は内輪の話がほとんどのフリートークだったことと、市販CDをBGMとして流しながらの収録のためここでは割愛。

※この番組が収録された1993年の主な出来事
・ チェコとスロバキア、2共和国に分離
・ 皇太子さま雅子さま御成婚
・ 福岡ドームがオープン
・ レインボーブリッジ開通
・ 「島唄」THE BOOM
・ 「ロード」THE 虎舞竜

01.オープニング（00:00〜01:30）01'30"
・ 1992年の幕開けから1時間半後、寒空の下でカセットテープレコーダを片手に収録開始。
・ 「ズン、ズクズクズクズン・・・」で始まるこのオープニングはこれをきっかけに現在までの十数年、"あっちの番組"の新春シリーズの定番となっている。

02.神社での初詣風景（01:30〜09:04）07'34"
・ 近所の神社へ出向いて初詣。
・ このときの会話の中でNorikiがデーモンのものまねや自分の年齢を10万18歳と言っている。現在のデーモンNorikiというキャラクターのルーツはここにあり?!
・ 1991年大晦日の紅白歌合戦の話題も。

03.新年の抱負（09:04〜18:15）09'11"
・ かがり火を前にLeader、Noriki、Hiroの3人が1年後に控えた大学入試に向けての抱負を語る。
・ この会話の中でNorikiはおかゆが嫌いだということを明言。『MID on Lady Oh! V』のフリートークの中でも嫌いな食べ物におかゆを挙げているため、本気で嫌いということだろう。

04.新春フリートーク（18:15〜27:47）09'32"
・ 紅白にMi-Keが出場していたという90年代前半ならではの話題。
・ 正月に雪が降らないことに対して四季がずれているんじゃないかという懸念が当時からすでにあった?!
・ その他、お正月らしく初日の出や初夢についてのトークや目前に控えた修学旅行などの雑談トーク。

05.エンディング（27:47〜29:20）01'33"
・ 神社をあとにしてそれぞれの自宅へ戻りながら収録終了。
・ 最後にこのあと第二部を収録するようなことを言っているが、時間が遅かったこともあり収録せずに帰宅した。

※この番組が収録された1992年の主な出来事
・ バルセロナオリンピック
・ 毛利衛さん宇宙へ
・ カシオG-SHOCK腕時計発売
・ ソニーMD(Mini Disk)発売
・ 「君がいるだけで」米米CLUB
・ 「涙のキッス」サザンオールスターズ